四万十川紀行文



 今回の出発は南港からフェリーでした。早めに南港に到着し、隊長車、廃人車と合流。
旅の話で盛り上がりました。フェリーでは宴会が待っていました。
周りの目を気にせず宴会出来たのはありがたかったです。廃人さん、奥様に感謝です。
楽しすぎて少し飲みすぎてしまいました。私はもともと夜型なので、2時間ほど仮眠をとった後、
甲板に上がってきれいな星空を見ていました。船旅はいいですね。旅情を誘われます。
真っ暗な空が徐々に明けていく様は、なんとも言えず美しいものです。

   
 

 そうこうしているうちに高知港に到着。コンビニで軽く朝食と酔い覚まし(?)のあと、四万十川へ。
途中でゆっくり休憩したのにお昼前にはかわらっこに到着しました。チェックインには早かったので、
上流の沈下橋を見物。このときは思ったほど増水しておらず、少し安心しました。 チェックインして
からはタープをレンタルしてテントを設営し、河原へ。川下りツアーでごった返していました。水はやや
濁ってますが雷の奈良吉野よりは全然マシで、これなら問題ないでしょう。ただし、冷たかったです。
 かわらっこに泊まるのは2回目ですが、やっぱりいいですね。楽チンキャンプができます。スタッフも
親切で薪やお弁当、食堂までそろっていて、なんでもありですな。レンタルカヤックもあります。
 川から上がって温泉&買出しへ。温泉は、とまろっと(かわらっこに似てますが別モンです)にある
出来たての四万十いやしの里に行ってきました。新しい木の香りがぷんぷん漂うきれいな温泉で、
入浴客はほとんどおらず・・・贅沢な気分を満喫しました。アイスもおいしかったです。
また今度来ます。つぶれてなければ(笑)

  
  

 1日目の夕食はBBQで、TAKEさんがBBSに書いてるように、ナスビとサツマイモとピーマンが
大活躍でした。ヤツらをあなどってはいけません。ヤツらはやります。おなかがいっぱいになります。
今回の犠牲者は廃人さん。私も半分犠牲になりました。恐るべし。 食事の後は焚き火を囲んでワイ
ワイと。これがまた、サイコー!!ハンモックもサイコー!!焚き火の火を見てハンモックにゆらい
ると、何時間でもこうしていたい気分にさせられます。時間が止まったような不思議な感覚です。
 BBQも焚き火もキャンプではオーソドックスですが、これが一番ですね。また、時間がたっぷり
取れたのもよかったです。ほんとにのんびり出来ました。

  

 2日目は午前中にカヤックツアーの予定なので、申し込み時間まで河原で遊んでいると巨大なものが流れてきて・・・
そう、24時間TVの曙です。時間が無かったのでひと目見てお別れでしたが、大きかったです。
 ツアーはバスで4Km上流へ移動してスタート。カヤックはすべて運んでくれるので、
とっても楽ちんです。それにしても、参加者の数の多いこと!バスはほぼ満席状態でした。
簡単な講習の後、すぐに出発。ちなみに、今回、廃人さんはロデオ艇、奥様とTAKEさんはラダーつきの
ダウンリバー艇でした。廃人さんは見事に乗りこなしており、また、TAKEさんもかなりのスピードで進んでいました。
速いです。のんびりと進むと、あっという間に途中の休憩所に到着。冷たいお茶とおせんべいで一服して
再出発。ここからは少し瀬があるので川の左側を進むように言われるが、インストラクターとお話していると
「ロールが出来るの?そしたらあなたは右側の瀬に入ってもいいよ。」と言われたので、
先頭をきって突入!1〜1.5級程度で短い瀬でしたが、面白がったです。これならTAKEさんや廃人さんも、
吉野でノー沈で乗れてるので大丈夫だと思い振り返ると、そこにはすでに廃人さんが・・・
その後、ツアーの皆さんが後に続いてきて・・・私は知らないっと(^^;)
 岸に近い瀬でしたので、返し波が少しあり、たいした瀬ではなかったものの、何人かは沈脱してました。
ご愁傷様です。全員瀬を抜けたところで待機してると、インストラクターたちが瀬に入っていき、
カートホイールのデモをしました。さすがに上手いです。休みの日には小歩危で遊んでいるそうな。納得。
 そんなこんなで、楽しい川下りは、皆さん笑顔のうちに終了しました。沈脱した人たちも笑顔、
笑顔でした。四万十川の上に浮いていたのは2時間くらいでしょうか?でも、雰囲気はたっぷりありました。
夢に出てきそうな風景と、のんびりパドリング。四万十川はこうでなくっちゃ。
今度は20〜30Kmのお泊り川下りをしましょう。途中の河原でお昼を取って、泳いで飛び込んで、川えびを獲って。

   

 午後から撤収して、シャワーを浴び、途中の沈下橋の下でお昼ご飯を食べながら
西土佐村→十和村ルートで高知に。江川崎から上流は1.5〜2級程度の瀬の連続で、
岩は出てるは渦巻いてるは、こんなところはムリっ。
のんびり川下りじゃなくなってしまいます。でも景色はいいです。
 高知では、はりまや橋で記念撮影(ちょっとはずかしかった)して、
みやげ物店をまわり、サワチ料理の店へ。見た目もすごいがおいしかった。
けっこうお腹が満たされましたよ。ん〜〜っ、ビールが飲みたかった。

  
 

 その後、皆と別れて仁淀川へ。第一印象は四万十川とよく似た雰囲気の川です。
明日、天気がよければ、河原でカヤックの練習でもしようかな・・・
なんて調子にのってると、突然、集中豪雨!!えらいこっちゃ。こりゃテント設営はムリっぽいかなぁ。
ということで車中泊決定。廃人さんと携帯で話した後、缶ビールを飲んで早めの就寝。
夜半から雷まで鳴り出した。えらいこっちゃ。



 謝辞:今回のためにわざわざカヤックをお貸しいただいた隊長、ありがとうです。
また、廃人さん夫婦にはすべてのルートで先導していただきありがとうございました。
あの焚き火台とハンモックは秀逸ですね。奥様には会計やBBQ準備などをしていただき、
ありがとうございました。TAKEさんはBBQ&焚き火隊長としてご活躍いただきました。
ありがとうございました。皆さんのおかげで、大変楽しい旅が出来ました。

 

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